☆ 山東京伝 『山東京傳全集　第三巻　黄表紙３』 ペリカン社 A5判・608頁 税抜定価14000円 2001年初版 ☆綺麗な状態です。この機会にぜひ。 ☆ 山東京伝は、蔦屋重三郎の下、多くの洒落本や滑稽本を執筆した浮世絵師、戯作者。 NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の主人公「蔦屋重三郎」は江戸時代中期にベストセラーを連発した出版人です。この蔦屋重三郎が起用した、才能ある書き手や絵師のうち、作家「山東京伝」は、「北尾政演」の名で活躍した浮世絵師でもありました。蔦屋重三郎と山東京伝のコンビは、風刺の効いた話題作や、遊郭を舞台にしたヒット作を次々と刊行した結果、共に「江戸幕府」から問題視されて同じ年に処罰されています。 山東京伝は、1761年（宝暦11年）に江戸の深川木場で生まれ、絵と文の両方で活躍し、通俗小説や挿絵、浮世絵を数多く残しました。 父親は質屋を営み、のちに賃貸住宅の家主になっていることから生家は裕福だったと考えられ、青年時代の山東京伝は芸事や絵画を習い、30代で煙草入れを商う店を持つまでは創作活動以外の仕事をした形跡がありません。 また、江戸の歓楽街・吉原でよく遊び、2度の結婚はいずれも遊女を身請けしており、遊郭を舞台にした読み物、「洒落本」を得意とした粋人でした。 黄表紙は、知的でナンセンスな笑いと、当時の現実世界を踏まえた写実性が特徴です。 目次 実語教幼稚講釈 桃太郎発端話説 梁山一歩談 天剛垂楊柳 霞之偶春朝日名 怪物徒然草 唯心鬼打豆 女将門七人化粧 堪忍袋緒〆善玉 貧福両道中之記 皐下旬虫干曾我 小人国〓桜 龍宮羶鉢木 浦嶋太郎龍宮羶鉢木 花之笑七福参詣 福徳果報兵衛伝 四人詰南片傀儡 先開梅赤本 新板替道中助六 宿昔語筆操 忠臣蔵前世幕無 忠臣蔵即席料理 箕間尺参人酩酊 根無草筆 百人一首戯講釈 金々先生造化夢 編集委員＝水野稔 鈴木重三 清水正男 本田康雄 延広真治 徳田武 棚橋正博 ☆ 気に入っていただけると思います。よろしくお願いします。 岩瀬醒 田臧 排田 灰田 身軽折輔 曲亭馬琴 平賀源内 宮武外骨 小池藤五郎 半村良 吉田漱 細窪孝 国書刊行会 京屋伝蔵 田蔵 伯慶 酉星 有儕 山東庵 山東窟 山東軒 珊洞散士 鼯鼠翁 臍下逸人 洛橋陳人 甘谷 菊亭 菊軒 菊花亭 醒斎 醒々斎 醒世老人 花魁