■ BEUCHAT / スーパーコンペンセーター / New Generation Model ■ About BEUCHAT 1934年 フランス・マルセイユにて創業。AQUA LUNG 社と共にフランスが世界に誇る名門ブランドで1953年 同社が考案した円形レンズの一眼マスクでは初めてバルサルバ法で圧平衡を可能にする窪みを備えた『 コンペンセーター 』を発表（ 画像２ ）、1958年には前出のマスクをリモデルした『 スーパーコンペンセーター 』を発表して意匠特許を取得しました。円形レンズの一眼マスクで６５年が経過した現在も継続販売されているヴィンテージマスクとして不動の地位を確立しています。 ■ スーパーコンペンセーターとは、どんなマスクだったのか？ 私事で恐縮ですが職業柄『 スーパーコンペンセーター 』も所有していた時の印象はマスクのスカート部分はラバー素材でしたので装着すると空間内に充満するゴム臭に耐える我慢を強いられるのですが、国内・海外を問わず水中写真家やガイドダイバーに愛用者が多く、海人（ ※ 潜水漁業従事者 ）の間でも『 このマスクしか使わない 』と頑なに執着する御仁が存在するのも事実です。 同社にとって歴史的に価値が高くアイコニックな『 スーパーコンペンセーター 』を “ ヘリテージモデル ” として2016年に現代の素材を採用して最新の工業技術により復活を遂げました。 ■ New Generation Model の特長 スカート素材にはシリコンを採用し、不快なゴム臭は皆無です。 近年、主要ブランドの最新鋭マスクに採用されているレンズとスカート部分が一体成型のフレームレス構造でストラップベルトを調整するバックルはスカート部分に取り付ける方法を採用しており、顔にマスクを押し付けた圧迫感がないフィット感が持続します。（ 画像７ ） 当該マスクを顔に装着するとレンズ面が額部分から下方にスラント（ 傾斜 ）しており、眼球とレンズ面までが近く、撮影機器のファインダーが小さくても見易いメリットがあります。 ２眼マスクの構造は眉間の部分にピラー（ 支柱 ）があるため、視野両端部ではピラーに遮られて両眼で見ることが出来なかった範囲を立体視できるため、水中撮影に興じる愛好家でも１眼マスクに拘るダイバーが世界中に存在しています。