「鐔の美　著：松永廣吉他」並びに「鐔集成」の所載品で、江戸中期頃とされる会津信家の鐔です。 日刀保の鑑定にはまだ出した事ないのでなんと付くかは分かりません。 高温で熱した三本爪の孫の手のようなもので鉄が柔らかいうちにぐにゃりと曲げて造形したように見えます。 焼き鈍したと思われる鉄味がとても良く感じられます。 そしてその後、溝となった丸い部分を貫通させることで反対から見た際に如何にもアワビの貝殻のような見た目を表現しているのではないでしょうか。 箱には「鍔の美」著者の一人である松永氏の印が押されています。 横76.3㎜×縦82.2㎜、耳厚12.1㎜（最厚部）、切羽台厚4.5㎜ 以下のブログに詳細を書いています。 「会津信家鐔 あわび図」 https://note.com/katana_case_shi/n/ne50b082f8df2 #鍔 #鐔 #刀装具 #日本刀 #刀箱師