京セラから1987年に発売された35mmフィルムカメラ「KYOCERA SAMURAI ✕3.0」です。 ハーフ版なのでフィルム枚数のおおよそ倍の撮影が可能で、更にはフィルムを縦送りすることで、ハーフカメラなのに横画像なのが最大の特徴です。 フィルムを入れると自動で撮影可能な状態にセットされ、あとはシャッターを押すだけです。 ピント、露出、巻上げ、すべて自動でカメラがやってくれます。 撮影者が行うのは、電源スイッチの操作、ストロボ/夜間モードの切替、ズーム(望遠/広角)操作くらいです。 今回の出品にあたり、手持ちの電池とダミーフィルムを使っておおよその動作を確認済みです。 特に問題はありませんでした。 フィルムカウンターやストロボも正常に機能しています。 内蔵電池(CR2025)は新品に交換済ですので、液晶表示の点滅もありません。 ただし、現在の西暦には対応していないため、和暦(令和7年)でセットしてあります。 ベルト式のグリップではなく、希少な樹脂製のグリップが付いているのも魅力です。 新品のフィルムを使って撮影したり、それを現像したりといったことは行っておりませんが、実用品として十分に使用出来る個体だと思います。 ただ、レンズ内部にはカビが見られまます。 逆光だと、ちょっとキビシイかも知れません。 また、ファインダー内にはゴミ(ホコリ？)の混入も見られます。 外観につきましては、全体的に年式相応のキズや汚れはありますが、加水分解等の影響は無く、ベタつきはありません。 発売から40年近くにもなるカメラだと考えると、個人的にはそこそこキレイなカメラだと思います。 今回お譲りするのは画像にあるカメラ本体、純正ケース・ストラップ、レンズフィルターの4点です。 動作確認に使った電池(2CR5✕1個)は含みません。 1987年の発売から40年近くなる古いカメラですので、全ての動作、例えば露出の精度が正常(正確)かどうかまでは分かりません。 あくまでも私の主観ですが、まだまだ当分の間は十分にお使いいただけると思いますが、この先、不具合が発生しないとも言い切れません。 「今のところちゃんと動作してるけど、40年ほど前の古いカメラ」だということをご理解いただける方のみ、購入をご検討くださいませ。 返品や返金、交換等のサポートは一切出来ません。 何卒よろしくお願いいたします。