独特の染色技法で斬新な作品を次々と世に送り出す友禅師“前田仁仙”、更紗文様を込めた落款入りの小紋でございます。 前田仁仙は、「唯一無二」を制作のコンセプトに、伝統と格式に縛られず常に新しいものを発信し続ける京都の友禅師。仁仙ブランドは、伝統を守りながらもセンスの追求と制作への意気込みで着物の常識を変える作品を数多く世に送り出しています。 多彩ながら艶めいた色味で縦縞状に走る洗練のデザインライン、独創の表情で浮かび上がる花や和柄の組み模様、それは豊かな温もりに深みの濃淡を描く前田仁仙の世界観、“誰をも虜にする揺るぎない個性”、何とも言えない独特の色合いが着物の奥行を一段と美しく際立たせています。 両袖口に薄汚れがあるのみの大変状態が良い美品の一枚、仕付け糸付“手縫い仕立て”のお品でございます。 更紗は、緞子・金襴・銀蘭・間道・錦・モール・風通などとともに中国の他・東南アジア・インド・ペルシアを起源とする絹織物の呼び名のひとつで、日本では室町時代に中国との貿易により名物裂として伝来しました。また、更紗模様のモチーフは、草花や鳥・獣・人物のほかに幾何学模様など多岐に渡り、特に固定されたものはありません。16世紀末のインドで極上多彩の木綿布をsarasoまたsarassesと呼んだところからついた名と言われています。 全体的には落ち着いた色目でエレガントな趣を感じさせてくれるひと品、大人の魅力に香りを残す個性の着姿…貴女に幅広い着物ライフの楽しみ方を届けてくれること間違いなし。 “スポットライトに我が身を照らしただひたすらに夢を見る”、彩色の視覚インパクトに美を湛えるその表情は正に“和の幻”、友禅染めに懸ける前田仁仙の深い情熱が誰をも惹き込む幽玄な美しさに描き出されています。 採寸表 身丈 ： 164cm（肩から） 裄　 ： 67cm 肩巾 ： 33cm 袖巾 ： 34cm 袖丈 ： 48.5cm 前巾 ： 24cm 後巾 ： 29cm 素材 ： 正絹(袷) 折代 ： 身丈(内揚げ 前5.5cm・後4.5cm)　裄(身頃側：1.5cm・袖側：2cm)　袖丈(3.5cm) 小紋はこちら❁　#tomihisa小紋 tomihisaのお着物はこちらから❁　#tomihisa