往年の名機DCD-1650AZ は下位データ生成部の演算回路を2倍に設け、内部演算処理をする事で下位8ビットのデータを生成し、上位16ビットを加算して24ビットクオリティの出力を得るAL24Processingを搭載しています。ステレオで4個使用されているバーブラウンのDAC(PCM1704)も24ビット対応品ですのでこの価格帯で上位機種に見劣りしない音質には定評があり、オーディオファンには人気の機種です。 出品にあたり、ピックアップレンズをオリジナルと同じSHARP製に交換し、摺動部にシリコングリスを塗布しました。また、トレイ開閉用のゴムベルトも交換しました。DACが自身の発熱で壊れて片方または両チャンネルともアナログ接続時の音が出ないケースがありますので、念のため両チャンネルのDACにヒートシンクを取り付けておきました(画像13⇒15)。また、この機種によくあるトレイの塗料が加水分解して生じるべた付きを除去し再塗装しましたので(画像5枚目)、CDや手に加水分解した塗料が付着することはありません。DACへのシリコン接着剤(画像１４枚目)とトレイの塗装が乾くまで時間がありましたので、効果があるのかはわかりませんが銅板を切った手作りのヒートシンクをオペアンプにも取り付けてみました(画像15枚目）この機種のDACとオペアンプは基板の裏側に実装されていておそらく表面の実装より熱がこもりやすいので、低ノイズのファンモーターかヒートシンクが必要なのかなと個人的に思ったりしております。 CDの再生をアナログ出力はFIXEDで、デジタル出力はOPTICALで両チャンネルとも問題ないことを確認しました。リモコンの反応も良好です。PHONESのガリ取りました。 付属品は ＊汎用電源コード ＊取扱説明書（コピー版） ＊代替リモコンRC-253（新品です。電池は付属しません）純正のRC-255には付いていないボリュームボタンはご使用になれません。 経年の新品ですので新品ではありません。細かなところまで気になさる方のご検討はご遠慮ください。