まずはプロフィールをご覧ください。 こちらは、加賀塗の大棗になります。 作者は、塗師の山崎迎舟さんです。 鶯宿梅（おうしゅくばい）蒔絵になっていて、その名の通り「鶯が梅に宿る」蒔絵となっています。 見た目も、とても素晴らしく、梅の花びらの輪郭や鶯が飛んでいる感じなど、どこの面を見た見ても手抜きの無い素晴らしい大棗になっています。 また黒と朱金のグラデーションも綺麗で、蒔絵を一層引き立てている感じがあります。 内梨地の金箔の細かさもまた目を引き、レベルとしては、どこかの流派の花押が付いていてもおかしくない大棗です。 大きさは、直径が約７ｃｍ、高さが約７．５ｃｍで付属品は共箱です。 共箱に経年による変色などがある箇所もありますが、大棗本体に目立った傷や汚れなど無く綺麗な状態で、普段のお稽古から月釜や研修会、きちんとした大きなお茶会などの機会に人前に出して頂いても問題ありません。