清朝後期頃かと思います。 ふつう中国の袋物は上下別々にパーツを作り、 それらをつなぎ合わせて成形しますが、 左右前後などでパーツを作りつなぎ合わせたものもあります。 清朝後期になるとろくろになるので、 本品がいずれの成型方法なのかは不明です。 注ぎ口に欠け直し。 水の出は悪くありません。 しっかり重さがあり、 好ましい姿、 また、やや青みがかった李朝の分院のものに近い釉肌も魅力的です。 全体に貫入があります。 ところどころ鉄分の浮き出しなどもあり、 魅惑的な釉肌です。 箱はありません。 高さ　約5.9cm前後 サイズはおおよそです。 実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。 画像はやや青みが強調されているかもしれません。 古いものですので時代なりのスレ疵汚れ等あります。